Amazonは、スマートスピーカーとディスプレイが驚くほど大量のデータトラフィックを生成するEchoデバイスのバグを修正しました。この問題は以前、元Microsoft開発者が指摘していました。
理由もなく数ギガバイトのデータトラフィック
Amazon Echo Showをお持ちの方は、最近、内蔵ディスプレイを搭載したスマートスピーカーが、デバイスを全く使用していないにもかかわらず、数ギガバイトのデータをダウンロードするという状況に悩まされたことがあるかもしれません。Amazonがメディア関係者に確認したところ、このバグは修正されました。
Tom's Hardwareの取材に対し、Amazonの広報担当者は「一部のEcho Show」デバイスにバグがあり、データ使用量が増加していたことを確認しました。ウィジェットが大きな画像をキャッシュに読み込んでいたとのことです。問題は解決され、Echo Showデバイスの「データ使用量」は正常に戻っているはずです。
Amazonがこの問題を初めて認識したのは、元Microsoft開発者のDave W. Plummer氏の投稿だったようです。プラマー氏は、WindowsやITに関する様々なトピックを扱ったYouTube動画で知られており、最近X/Twitterで、自身が所有する2台のAmazon Echo Showが、一度も使用されていないにもかかわらず、わずか1日で数ギガバイトものデータを転送したと発言しました。
プラマー氏は当初から、Echoスピーカーがユーザーをスパイしたり、会話やその他のデータをAmazonに送信したりしているとは考えられないと明言していました。コンテンツがダウンロードされ、保存されていた可能性が高いとされ、Amazonも後にこれを認めています。
このバグにより、デバイスのウィジェット経由で非常に高解像度の画像がダウンロードされるようになったようです。スマートスピーカーのディスプレイは小型で低解像度であるため、本来であれば低解像度の画像、背景画像、あるいは写真のみが読み込まれるはずです。