Appleは秋の製品発表イベントで、初の新製品となる新型AirPods Pro 3を発表しました。このイヤホンは、音響構造、機能体験、装着感など、数々の点で進化を遂げています。
AirPods Pro 3は全く新しい音響設計を採用し、卓越した音質を実現しています。アクティブノイズキャンセリング性能は大幅に向上し、前世代機と比べて最大2倍のノイズ低減効果を発揮すると報告されています。新素材のイヤーチップと最適化された密閉性により、ノイズ低減効果は状況によっては前世代機と比べて最大4倍に達します。イヤホン本体は前世代機よりも小型化され、人間工学に基づいたデザインにより快適性と安定性が向上しています。Appleによると、この新デザインは1万人のユーザーによる10万時間以上のテストデータに基づいています。様々な耳の形に対応するため、5種類のサイズのイヤーチップが付属しています。
機能面では、AirPods Pro 3はApple Intelligenceと深く統合され、「リアルタイム翻訳」機能を初めて搭載しています。この機能は、両手で同時にイヤーステムを押すことで起動できます。イヤホンは周囲のノイズを自動的に低減し、リアルタイム翻訳を提供します。iPhoneの翻訳アプリを使えば、ユーザーの音声をテキストに変換し、対象言語に翻訳して画面に表示できるため、対面での多言語コミュニケーションが可能になります。
健康関連機能も拡張されました。AirPods Pro 3は心拍センサーを内蔵し、50種類のスポーツの心拍数モニタリングに対応し、運動中にリアルタイムの音声モチベーションを提供します。さらに、新しいイヤホンはIP57等級の防水・防塵性能を備え、より幅広い用途に対応します。
バッテリー駆動時間は、アクティブノイズキャンセリング有効時で6時間から8時間に、外部音取り込みモードでは10時間に延長され、さらに長時間の通話が可能です。充電ケースはMagSafeとQi2ワイヤレス充電にも対応しています。
注目すべきは、AirPods Pro 3の開始価格は前モデルと同じ249ドルのままであることです。発売イベント後に予約注文が開始され、正式リリースは9月19日に予定されています。